縁あって当院が入居させていただいているビル。その名も小大丸ビル。
ん? 大丸じゃなくて小大丸? って思いませんか?
私自身、何十年も前から知っている建物で、何となく大丸の関係のビルなのかな と思っていましたが・・・実は!
心斎橋に20年。
これから心斎橋界隈のお話なんかも載せていこうと思い、どうせなら記念すべき第一回目はこれからお世話になる小大丸ビルさんのお話です。
小大丸ビルはどこにある?
小大丸ビルは 住所で言うと大阪市中央区心斎橋筋2−2−22 と2並びになっていてすごく覚えやすいです。大阪を代表する繁華街 心斎橋筋商店街の中にあり、大体真ん中あたりになります。
2丁目2番22号
覚えやすいですよね。 オール2です。
となると、本題とは関係ありませんが、ふと思いませんか?
2丁目2番2号はどこにあるのだろうか?
2丁目2番2号
東にありました。 小大丸ビルから見ると真裏に位置してます。 どうしてそこが2号で小大丸は22号なのかはわかりません。
ちなみに大阪市中央区心斎橋筋1−1−1 はどこにあるのかというと、これまた意外に特に有名な建物ってわけでも有りませんでした。 こちら
まあこのくだりは小大丸ビルの話とは関係ありませんので本題へ戻ります
小さい大丸?
小さな大きい丸というややこしい名前ですが大丸とは関係があるのでしょうか。
小大丸って何してるの
この建物自体が小大丸ビルという名前ですが、その中にずばり小大丸という名のお店があります。
はい。見ての通り小大丸さんは呉服屋さんのようです。調べてみると1764年!に開業 なんと今年
2021年で 創業257年! アメリカ合衆国より歴史が長いです。
すごい老舗です。第十代将軍徳川家治の時代、歴史上では田沼意次が老中になった頃ですが、詳しくはGoogleで。
小大丸の歴史
小大丸さんはもともと大和屋という屋号で呉服屋さんをしており、現在の大丸もまた大文字屋という名でほぼ同時期に心斎橋筋商店街で呉服屋さんをしていたようです。
- 小大丸はもともと大和屋という名だった
- 大丸はもともと大文字屋という名だった
大和屋は大和の大をとって、大文字屋は大文字の大をとって、どちらも○に大の字を暖簾に掲げていたのです。
どちらも○に大
ですから現代のように色々なフォントがあるわけでもなく、デザインとか意匠とかいった概念も違う時代ですから昔から同じロゴを互いに使っていたようです。
と、
いうわけで
つまり 小大丸と大丸は実は関係がなかった。 が結論です。
小大丸という名は・・
小大丸も大丸も暖簾の○に大から、江戸時代の後期にはどちらもだいまると呼ばれるようになったのですが、区別するために、一方を大丸、もう一方を小大丸と呼ぶようになったようです。
調べてみると、
- 大文字屋(現大丸)のほうがやや先に出来ていたので後で出来た大和屋を同じ大丸でも小大丸と呼ぶようになった説
- 大文字屋(現大丸)の店構えに比べて大和屋のほうがやや小さかったので小大丸と呼ぶようになった説
の2つあるようですが、ここはどの説でもOKでしょう。
その後、大丸は1928年(昭和3年)に、愛称だった大丸へ名前を変更。小大丸はそれより前の1899年(明治32年)に同じく愛称として知られていた「小大丸」へと名前を変更しました。
さて、
小大丸ビルのご紹介
というわけで、小大丸と大丸とは関係がなかったという事を、私自身、今回テナントとして入らせてもらうことになって初めて知ったのでした。
先程書いたように現在でも呉服の小大丸は老舗呉服店として営業しており1階に店舗、上階には本社事務所があり、他に宝石店や不動産屋さん、クリニックから物販店、サロンなどたくさんのテナントが入居されていて、当院もそのうちの1つです。
珍しいところでは、探偵事務所、カジノスクールなども入居しており、さらに
心斎橋筋商店街の組合もここを中心に活動しているようです。
知らんかった!!
上の写真は2021年4月現在。
当院は現在鋭意内装工事&準備中で4階の左側はまだ空白になっております。
中はどうなっている?
心斎橋筋商店街の中にあって GUを南側に進んですぐの場所 にこんな感じ
エスカレーターがあり、 この奥に行くとエレベーターもあります。
当院は4階にありますのでご来院の際はエレベーターをご利用下さい。
何故なら、
おわかりでしょうか?
エスカレーターは上りしかありません。 & 3階までしかありません。
当院は4階・・・・・
エレベーターをご利用下さい。